『こびナビ』の副代表で、ツイッターで積極的に
情報発信している木下喬弘医師が、
イギリスがピークアウトしたことについて、
このグラフとともに、
「成人の9割がワクチンを接種したイギリス、
感染者数が増加中にフルオープンを宣言するも、
全地域で感染者数が減少に転じています。
これは予想外だし、すごすぎる。
新型コロナワクチンを開発した人はマジで英雄。」
というふうに書かれていたのですが、
このグラフはあくまでも今年5月1日からの範囲を切り取ったもので、
昨年からのイギリスの感染推移全体を眺めると、
ワクチンがまだ普及していない今年1月の段階でも、
一定程度まん延したところで、ピークアウトしていたわけです。
この現象全体を眺めて、ワクチンを賛美するのは、
かなり無理があると思います。
こういった現象は、特別にワクチン大規模接種をしなくても、
見られています。
例えば、日本のインフルエンザの流行はこんなグラフです。
毎年、ある期間、ある地域の条件下において、
一定程度ウイルスが広まると、免疫の壁にぶつかるようになり、
それ以上は広がっていかなくなる、そういう自然なピークアウトが起きる、
これが集団免疫ではないのでしょうか。
「ワクチンのおかげだ、だから打つべき」と喧伝したいがために、
無理な解釈を興奮気味に発信している様子を見ると、
やっぱりいくら医師であっても、
科学的思考を欠いているんだなとわかり、
信用できないと思います。